2008年07月18日

童話「ターフの風に乗って」5

僕は今度のレースで初めて会えるお兄さんの事を思っていた。
朝もやの中での連日の厳しい調教に僕は頑張った。
兄さんはどこなんだろう、僕の事気付いてくれるかな、とその時
周りの声に気付いた「あの子はマーガレットの子だから、心配だよ、
勝てないと思うよ」「マーガレットの子だから」
「駄目だろう」僕は悔しかった母さんが悪く言われている事が

厩舎に帰っても僕は、人間達のことが嫌いになり始めてる事が
悲しかった。厩務員さんの田中さんが
僕の気持ちが分っているかのように「風ゴメンな人間の言ってる事
分っているんだろ」そうだよ「分ってる」僕は今にも目から
涙が出そうに成るのを、我慢した。
「風、お前の母さんは、今度出るおなじレースで大変な失敗したんだ
ファンが大勢やってくる、あの日マーガレットは、
歓声に驚いてゲートで暴れて隣の1番人気馬に怪我させたんだ」

「それなら皆もあんなふうにお母さんの子だからって言わなかった
お前の兄さん達も姉さん達もゲートで暴れるんだ、
他の調教師さんたちも、不安なんだよ、
おまけに今回はマーガレットの馬が2頭も出るんだから」

僕はガマンヅヨイさんの言いたかった事が分った。
「でも、風、お前が変えるんだ。ゲート大丈夫だし
歓声に驚いちゃあかんよ!俺は風を信じてる」
そういって田中さんは僕の首を優しくなぜて去っていった。
僕は決意した「絶対優勝してやるんだ。マーガレットの子は
強いんだと云う事を見せてやるんだ」
あ!お兄ちゃんも僕とおなじ事言われているんだなと。
レースは2週間後と迫っていた。          つづく・・・
ラベル:童話 決意
posted by 桂のたまご at 13:40| Comment(1) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 
 
 

 
  
はじめまして☆☆


楽しい記事が沢山ありそうですね!携帯からのお邪魔なので、家に帰ってから続きを読ませてもらいます。
 
 
 
 
Posted by あや at 2008年07月20日 20:56
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