2008年08月01日

童話「ターフの風に乗って」6

いよいよG1に出走のために、僕は初めて東京競馬場へ深夜の高速を
ゆっくりと進んでいた。「兄さんに会える(ホシノキング)」に。
兄さんは僕に気付いてくれるのかな、母さん元気にしてる、僕ね
絶対に優勝したいんだ!だって・・・
「悔しかったよ(母さん僕は)絶対二度と母さんの悪口を
言わせない」僕は興奮しているのか眠れなかった。

ガマンヅヨイさんが「風、お前は今までのマーガレットの子とは
違う勝てる俺が太鼓判を押してやる」母さんガマンヅヨイさんの事
憶えていますか、とっても優しいんだ、母さんの事よく話してくれて
ガマンヅヨイさんに約束したんだ、僕は「勝って来ます」と

相手が兄さんでも僕は負けたくない。でも、兄さんも皆から嫌な事
言われているんだろうと想像できたから気持ちが揺らいでいた。
やがて府中の近くの美浦の厩舎に着いた。
レースは明日のメインレース僕は疲れたのか厩舎に入ると
僕は眠ってしまった。「風起きろ」大きな声は、
厩務員の田中さんは、優しい顔で僕の頭をなぜながら言った。
「風、明日はお前の思い通りに走りきれ。信じてる一番は風だ
お前だから」と、(ありがとう、僕・・・)
胸が熱くなって涙が溢れ田中さんの顔がぼやけていた。
そして、迎えた当日の朝パドックで「お前が弟の風か!」行き成り
の声にビックリして振り向いたそこには、
ゼッケンにホシノキングと書かれた兄さんがいた。
僕が想像していた通りの兄さんが凛々しく眩しかった。つづく
posted by 桂のたまご at 14:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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