2008年10月27日

メルヘン「アヒルの子」3

「ママ、アヒルに名前をつけたいよ」「駄目よ明日病院へ行ってから
病気でもしていたら大変だし、女の子か男の子かが分ってからね」
人間の母娘はルーのことをそんな風に話していました。
そして、ママの運転でルーは生まれて初めて車に乗りました。
女の子に抱かれて。

ルーは怖くて女の子の身体にひったりとくっ付くのでした。
診察室の中へ入れられたルー。
お医者さんはルーがオスだと母娘に伝えました。「良いですか、よく
聞いてください。このアヒルの耳は音が聞こえないです」
ルーは脅えていました。この生き物達の顔が悲しそうだったから
きっと僕の耳の事が分ったんだとルーは思った。

女の子と離れたくなかった。母さんと同じ臭いがする
この女の子とずっと一緒にいたいと願ってた、女の子の口元を見つめた
「ママ、お願いアヒルさんをこのまま家で飼って欲しい」
ルーは、嬉しかった。今度はママと女の子が呼んだ生き物の口元を
見つめていました。「うん!家族3人になろう」

ルーは泣きたいぐらいに幸せでした。女の子が僕の名前の事を
ママに言いました。「ゆきにしたいママ」「ゆき」
「だって、ゆき見たいなんだもの。この子はきょうから。ゆきちゃん
と呼ぶ事に決めた!」僕は(ゆきちゃん)に名前が変るんだと
ルーは母さんの事をその時思い出してました。
僕はきょうから(ゆきちゃんになるんだ)と母さんに心で告げました
こうしてルーは、新しい暮らしの始まりをするのでした。 つづく
posted by 桂のたまご at 13:46 | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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