2008年11月03日

メルヘン「アヒルの子」4

ルーが、ゆきちゃんと呼ばれるようになって1ヶ月ほどが経ちました。
今では、麻理ちゃんの側にいつも一緒にいるルーでした。
麻理ちゃんの事は何でも分るルーに成ってました。

麻理ちゃんは学校、ママは仕事へ出かけるとひとりになると
ルーは離れ離れになった、母さんや兄さん姉さんの
事を思出だしては、悲しくなるのです(会いたい、母さん達に)と、
思う事はその事ばかりでした。
ルーは麻理ちゃんが学校から帰る時間を覚えてしました。
玄関のところで、麻理ちゃんを迎えます。玄関が開いて
麻理ちゃんがルーを抱き上げてルーの目を見て言います。「ゆきちゃん
ただいま」ルーは元気に成れました。麻理ちゃんが大好きでした。

そんな毎日の暮らしの中でルーはやはりこのままここに居ては
母さんたちに会うことが出来ない事に気づきはじめていました。
(麻理ちゃん、ごめん。僕はここを出て行きます)
ルーは決心します。母さんたちを探そうと。
夜眠っている麻理ちゃんの寝顔にお別れします。ルーはそっと
麻理ちゃんの家を出ました。あてもないのに暗い夜の闇に中で・・・
「麻理ちゃんさらなら」ルーは泣きながら家から遠ざかって
行くのでした。                 つづく

posted by 桂のたまご at 13:18 | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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