2008年11月15日

連載「恋」第11回

「妹と私が話してみるけど、いい」。私が言うと、妹の男は行き成り
土下座してきた、私は戸惑ってしまった「姉さんすいません、
実はサラ金の借金が100万を超えてしまっていて、あいつには知られた
く無いんです」私はあっ気に取られていた。
「家をお金でって借金返済の為なの」「駄目ですね僕は駄目男です」

「この話は聞かなかった事にしてもらえませんか」妹の男は話を続けた
「親子三人であっちで仕事見つけて頑張ろうと、あいつ楽しみに
しているのに僕は恥ずかしいです」。
この男仕事が上手くいってなかったんだと思った。
「出産費用はどうなの、それもサラ金から借りたの?」
小声で「はい」と言った。

私は妹の性格をふと思った(これって妹が分ってる事!)
妹は私の性格をよく知っていて・・・
男をよこした事に段々気づき始めてた。いかにも芝居がかった男の
態度で、私は腹も立つ気が起こらなかった。
「借金は100万で全部なのね、嘘付かないでよ」
「妹に直接渡すからそれでいいでしょ!」悪いけどこれから用事が
あると妹の男には帰ってもらった。

私も馬鹿にされたもんだはと思ったが妹も母親になるのだから
必死なんだろうと理解してやりたかったが姉妹とし何なんだろう
と寂しくも成っていた。
外に出て街中を歩いた、手紙の事が頭をよぎる。
これから寒い日が来る私は男のためにセーターを買おうと店に
入った。夫や息子以外のためにセーターを選ぶ自分が愛しかった。
妹のことやその男の事さえ私の心からはすっかり消え去っていた。
                       つづく

ラベル:小説 性格 妹の男
posted by 桂のたまご at 10:37 | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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