2008年11月17日

メルヘン「アヒルの子」6

ルーが嵐の夜に母さん達と離れ離れに成って早いものです数カ月が
経ちました。白猫のボスのねぐらに住み始めて、
毎日母さん達を朝早くから夜暗くなるまで捜し歩いても、
何の情報も入っては来ませんでした。

ある日、白猫はルーにいいました「お前このままここにいても
母さん達とは会えないと思う」真剣で辛そうな顔でルーに言うと
「お前がいなくなるのは寂しいけど・・・」
ルーは白猫さんの気持ちが分ってた。
白猫さんは自分の事を我が子のように思い始めていることを。

「白猫さん、明日ここを出ます」ルーは泣きそうだったけどいいました
「そうだな、それがいい。お前は母さんと、きっと会える」
そしてその夜ルーは白猫さんの温かい身体に包まれて眠りました。
朝が来ました。白猫さんや他の猫さん達までも
ルーを見送りに集ってくれた。
「元気でな。母さんと会えるといいね」ルーは食べ物をたくさん
もらって背かなに背負い白猫さん達にお別れをして
旅立ちました。        

町を出る。ルーの顔は逞しくなっていました。
涙は流しませんでした。だって、(きっと戻ってくる)と心に決めていた
らでした。
厳しい顔で一度も振り向かず希望を抱いて・・・。   つづく
posted by 桂のたまご at 16:05 | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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