2009年01月13日

メルヘン「黒豆さん」

お正月の御節の中に黒豆が一粒だけ残っていた。「皆んないなくなっ
た」おいしそうに食べられていった。「私は誰かに食べられて
人生が終わる」。お正月が来てからきょうで10日目になってしまい
黒豆は考えていた。
「家の人たちの気配が感じられない」不安に成っていた。

「私このままだと腐ってしまう、こんなの駄目でしょ」黒豆は
早く誰かに食べて貰いたかった。
「黒豆が一番輝けるのがお正月だから」
そうですよね、黒豆が家族みんなに注目浴びて「縁起がいいのよ」と
言われて食べて貰える最高の人生の何日間だもの。

なのに、「忘れられてない私黒豆まだ食べて貰ってません」
真っ暗な御重の箱の中でしょんぼりしていました。
あ!賑やかな声が聞こえてきた。「帰って来たんだ」
黒豆の体が動いた。「いよいよだと黒豆は思った」と瞬間!
フタが開いて黒豆はゴミ箱の中へ捨てられるの・・・
「あら、お豆さん1粒残ってるよ」
「メイちゃんおいで」ワンと声がした。メイちゃんは幸せそうに
黒豆をなめなめパクリと食べました。
メイちゃんは最高に嬉しそうでした。黒豆は幸せでした、
いつもメイちゃんは私を食べたそうに見ていたからでした。
何処にでも人生は存在していることを知っていてくださいね 
                          おわり
posted by 桂のたまご at 08:15 | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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