2009年06月29日

「貧乏神さん僕を嫌いに成ってくれませんか」第3回

母が居なくなってから早くも2年が経っていた。
親戚のおばさんは僕にとても良くしてくれた。だから僕は
母が僕を捨てていった事に悲しいとは
一度だって思わなかった。

そんなある日おばさんの家に張り紙を見つけた。
「金返せ」「内蔵売れ」「寝ささんど」と、僕は慌てて
張り紙をはがした。
「おばさん警察へ通報しょう」と言ったのに、
「ええねんよ」「悪いけどあんたの面倒はもう見られへん
ように成ったから施設へ言った欲しい」
おばちゃんは僕の目を見てはっきりと言った。

僕は施設へ行く事に成りバス停までおばちゃんが
見送ってくれた。「元気で頑張るんやで」
バスに乗った僕は手がちぎれるかと思うほど、おばちゃんに
「さいなら」と言いながら手を振っていた。
僕はガラガラのバスの中の一番後ろの席に座った

気付くと僕の斜め前に女の子が一人だけ乗っていた
女の子は僕の顔をじっと見つめていたずっと、
僕は耐えられなくなり、女の子に言った
「何や僕の顔に何かついとるんか」とにらみ付けると。
女の子が「あんたの首に小さい小人が付いてるやん」
「気持ち悪いわ」と言うと
女の子は僕から離れていった。       つづく
posted by 桂のたまご at 11:33 | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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