2009年07月09日

「貧乏神さん僕を嫌いになってくれませんか」第5回

老人のようなしゃがれた声に僕は部屋の中を見渡した。
誰の姿も無い、「誰だ出て来い」と叫んでいたが
出てくるなと脅えている心もあった。

すると「見えるかい」声はさっきよりも小さく聞こえた。
「止めろ見えないじゃないかお化けか」
「壁にかけてある鏡を見な」
鏡は座らないと見えない位置に壁にかけてあったので
僕は正座して座り恐る恐る鏡を見た・・・

顔を鏡に近づけると僕の肩の上に5aもあるかどうかの
人間のおじいさんが座っているのが見えた。
(バスの中で女の子が言ってたこれが小人)僕は手でお爺さんを
肩から虫を払うようにはらった。

気持ち悪すぎる疲れているからこんなものが見えるんだと
言い聞かせた、僕は顔を洗いに洗面所に行った
水道の蛇口に手をかけた瞬間僕の手首に小人爺さんが
ぎょろ目で僕を睨みつていた事で
これは幻覚ではないとあの女の子の言ってた気持ち悪い
正体だと観念し体から力が抜けていた。
小人爺さんは僕を部屋へ戻るように促している気がして

顔も洗うことなく部屋へ戻った。小人爺さんはしゃがれた声で
「俺様が何者かが知りたくないかい」と得意そうな顔で
言った。僕は無気力に小人爺さんに聞いていた。
「お前は何者なんだ」「言ってもいいのか」
僕はいい奴のはずが無い絶対にと思ってても知りたい
とも成っていた。
あんたは「バスに乗ったときから僕の肩にいたのか」
と小人爺さんに聞くと
「違うさ、お前が生まれたときからずっといたのさ」

僕が生まれた時からって小人爺さんと一緒だったと言われて
ゾッとしてしまた。(嘘だ)
「どうなんだ名乗っても言いのかい」僕は強がって言ってし
まった「名乗れよ」小人爺さんは自慢げな顔で
「俺様は貧乏神っていいやす」貧乏神・・・
僕はやっぱり聞くんじゃなかったと後悔していた     つづく
posted by 桂のたまご at 07:21 | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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