2011年01月29日

「無音」7

私は、あれっと気づいた。何で私の携帯に相手の名前が出たのかと。
登録がされてた、そんな筈がない
私は登録されている名前を出してみたら・・・
あった!私はこの女性の事は知らない、登録もした憶えもなかった。

誰が 母だろうか?分からない、メールアドレスも登録してあるに違いない
思った通りに登録がされている。
女性の名前だからと言ってもメールでは確認が出来ない。
やはり誰かの助けがいると思った。

駄目、こんな怖いことに友達を巻き込んじゃいけないと 考えた末に
あの年配の刑事さんに相談する事にした。
刑事さんが 連絡してから直ぐに一人で来てくれた。
私はメールの苦手な刑事さんの事を思い
手帳での会話をする事にした。刑事さんは早速携帯電話を掛けてくれた。

「女性が出た」と教えてくれた、私は即座に女性に
母との関係を聞いてみて欲しいと書いた。
刑事さんと女性の会話が続いて、私はもどかしく待つしかなかった。
電話は終わった。
手帳に刑事さんが書かいた文字に愕然とした。
女性は母の娘だと言っている。

母か殺されたこともニュースで知りました。
妹が二人いて どっちの携帯番号を母が教えてくれて
登録は母がしてくれた、一度も電話もメールもしてないとも
言ってる。
母が父と結婚前に未婚のまま産んだ娘で、
私に会いたいです、 良かったらメールして下さいと言ってる。

戸惑う、そんな姉がいたという話を 母から一度も聞いてなく
突然、母の娘だと言われても・・・
刑事さんは、一人で行動は止めなさいよ。
犯人の手がかりが無く困ってた、この情報が犯人に繋がるかは分からんがね。
出来るなら女性に会いたいと刑事さんが言ってきた。

血の繋がってる姉なら会うべきだと思ったが まだ半信半疑の気持ちがあった
しかし、母か誰かが私の携帯にこの女性を登録したと言うことは
何か理由があるからだろう。迷ってられない私は携帯を手にしてた
出来れば家に来て下さいませんかとメールを送った。
直ぐにメールが返ってきた。今度の日曜にそっちへ行かせていただきます。
母と妹へお線香をあげさせて下さい。
あなたに会えることも嬉しいです。と・・・

落ち着かない数日を私は過ごしながら、どんな女性かと想像したり、
父はこの事を知って母と結婚したのだろうか・・・
事件の犯人の事は 考えない様に成っていた。
そして、会う日が来た 私と刑事さんの前に現れた母の娘だという女性は
学生服を着た男の子と玄関に立っていた。              続く              





posted by 桂のたまご at 10:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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