2011年04月23日

「無音」16

Tの家に行ってから私は塞がちな日が続いていた。
母の遺影の前で語りかける。「私も殺されたかったよ」

お母さんは 犯人を知っているでしょ。Tなの 4年も前から
Tと会っていたのですか・・・

Tは4年前から手話を習いだしたって気持ち悪く成ったよ。
本当にTを捨ててまでお母さんは自分だけの幸せを望んだりしたの。私が知る限り
そんな事をする人じゃないと思ってるよ。
犯人がTなら、私だけを殺さなかった訳があるはずだよね。

手話を習ってたって事って生かしてじわじわと私に母がどれだけ酷い人
だったかを 知って欲しいから・・・
分からない、
このままでは私は前を向いて生きていけない。
お母さんとTの8年間の生活がどんなだったの 私は母の遺影の笑顔に話しかけながら
調べてみようと思ってた。

どんな悲しい真実が分かったとしてもそこから始めなければ
解決は無いと判断したからだ。
私は 仕事の無い日はを全てこの事についやする事に決めた。

手がかりは、母に届いてた年賀状。
母に届いてた年賀状など見たこともなかった。どんな関係なのか初めに
大阪の住所の人から訪ねることにした。年賀状には夫婦で名前が書かれてた。
取りあえず手紙を出した。理由も書いた。
暫くして 返事が来た。「いつでも来てください知っていることは
何でもお話ししますよ」                       続く








posted by 桂のたまご at 09:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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