2011年06月24日

「涙」

「痛い」私は夜中に足の痛みに目が覚めた!「何これ」痛みは右足の親指に
出来た"魚の目"だった。
薬箱からバンドエイドを取り出して 取りあえず"魚の目"の患部に貼った。
朝になって仕事へ行く為に靴を履こうとしたけれど
痛くて履けず、職場には体調が悪いと言って休むことにした。

9時に成るのを待ち皮膚科へと出かけた。
病院まで行くのも大変だった。名前を呼ばれ医師に"魚の目"が痛いと告げる。
医師はじっと"魚の目"を見て言った。
「これは大きな"魚の目"だなぁ」痛み止めの薬を出しますから
一週間後に来てください。
取り除くにはまだ早過ぎますから次ぎ来られた時に
取りましょうと言われたので私は家まで又痛みをこらえて歩いた。

痛みは薬が聞いたのか次の日から仕事へも行けるようになっていた。
5日目の深夜 私は又酷い激痛に襲われ、目覚めた!
見ると"魚の目"の様子が変だった。
何か出てくるようで耐えられない痛みで気絶しそうだったが
ボコっと1aにも満たない小さな生き物がもがいてるのにビックリする

よく見ると魚だった。私は右足の親指から出血していることも忘れて
急いでお茶碗に水を入れ、小さな魚の目の魚を入れてやった。
魚はすいすいと元気よく泳いでる。
親指の痛みは全く無くなってた。て言うか「こんなの夢見てるんだ」と口にしたが親指には
穴があった。

私は誰にも言わずに 魚の目の魚と暮らし始めた。
毎日独りぼっちだった生活が一変していく。魚子って名前を付けた。
魚子は卵焼きが好きで 私は毎日魚子の為の卵焼きを焼いては
食べさせる日々を過ごす。
魚子は段々大きくなっていった。お茶碗では狭いと思い
水槽を買った。魚子は毎日卵焼きを食べてはどんどん大きくなっていく

魚子に私は指でつまんで卵焼きを食べさせていたがある日
いつものように卵焼きをやろうとして魚子におもいっきり指を噛まれてしまった。
「痛い」魚子を叱った「駄目じゃないの指かんじゃ駄目だよ」
でも、魚子は卵焼きと私の指の区別が付かずにかみ続けたので仕方なく
割り箸を使って食べさせることにした。

魚子はどんどんと成長し続け小さな水槽では飼えない大きさへと成っていた。
私はこのままでは魚子を飼い続けられないと怖くなってた。
考えたあげく 魚子を川に入れる事に決めて
大きなビニール袋に魚子を入れて深夜少し遠い川まで運んだ
そして・・・魚子に「ごめん」と言って川の中へ入れた。魚子は暗くてよく見えなかった
私は泣きながらその場を走って離れながら。手で涙を拭った時。妙な感触を感じた
懐中電灯で手のひらを照らしたら1a未満の魚が手のひらに何匹もいた。
ぎゃーと悲鳴を上げた!                 終り






posted by 桂のたまご at 13:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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