2008年05月27日

童話「ターフの風に乗って」1

僕は北海道の小さな牧場で5月5日のこどもの日に生まれました。
お母さんの名前は「マーガレット号」自慢出来るです。
何故って、お母さんは競走馬の優秀な馬を沢山生んでいるから
です。僕は、間もなく1歳半に成るのに名前がありません。
牧場の人達は僕をジュニアと呼んでいます。

毎日朝早くから僕はお母さんと牧場の中を思いっきり走るのが
日課です。「お母さん、僕はきょうはお母さんに勝つよ」
「それはどうかな?母さんはまだお前には負けませんよ」
そんな楽しい暮らしにある朝、突然母との別れが・・・
いつもなら先に牧場の中で走っている母さんの姿が無かった。

僕は懸命に母さんを探した「母さん、どこなの母さん、」
何度呼んでも、母さんはいませんでした。
僕はその日も次の日も、泣き続けていた、ある日のことでした。
厩舎の中で泣いていた時「ぼうや」「あ!母さん、どこに行ってたの」
「良くお聞きお前とは、お別れなんだよ、これからは牧場を
離れて栗東という所へ行くんだよ」「そんなの嫌だ母さんといたい」
「心配無いからね、お前の事は、お兄さんやお姉さん達に
良く頼んでおいたからね。頑張るんだよ!母さんはもう行くから」
「母さん、行かないで母さん」僕は目を覚ました。
夢だったんだ。しかし、数日後僕は栗東に向って北海道の
牧場を車に乗って旅立った、牧場の緑が遠くにどんどん小さく
やがて見えなくなっていった。        つづく
posted by 桂のたまご at 07:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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