2008年06月03日

童話「ターフの風に乗って」2

僕は遠く離れた滋賀県の栗東の厩舎がこれからの僕の住まいと成り
ました。僕はすっかり疲れきっていて
厩舎の中に入れられるとあっという間に眠っていた。
僕はなんだかいい香りで目が覚めました。
目の前には、とっても優しそうな女の子が僕を見つめていました。
「お父さん、これが私のお誕生日プレゼントなの」
「そうだよ、お前の好きな名前にするといい」女の子は、
僕の顔をじっと眺めて言った「決めた、風」僕の名前は「風」
何となく僕は自分の名前が「風」でよかったと思った。

「風か、良いんじゃないの」そういって僕の厩舎の札には「かぜ」
という文字が入りました。
「又来るね、と女の子は帰って行きました」
「おい」、隣の厩舎の馬が僕に話しかけてきました。
「お前、マーガレットの子供か」「うん母さんの事知っているの」
僕は聞きました。「知ってるとも、マーガレットの子供にしては
お前小さいなぁ」そう言うと、じろりと僕を見て言った
「いいか、ここで一度も勝てなかったら直ぐにお払い箱に
されるんだ、飼葉をうんと食って体鍛えなよ」と言ってくれた。
「あの僕の母さんの話聞かせてくれますか」と聞くと
「又今度してやるから」といって飼葉を美味しそうに食べ出した。
僕は名前札を見た「ガマンヅヨイ」さんはいい馬さんだと
思った。                つづく
ラベル:童話 名前
posted by 桂のたまご at 13:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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