2008年11月03日

メルヘン「アヒルの子」4

ルーが、ゆきちゃんと呼ばれるようになって1ヶ月ほどが経ちました。
今では、麻理ちゃんの側にいつも一緒にいるルーでした。
麻理ちゃんの事は何でも分るルーに成ってました。

麻理ちゃんは学校、ママは仕事へ出かけるとひとりになると
ルーは離れ離れになった、母さんや兄さん姉さんの
事を思出だしては、悲しくなるのです(会いたい、母さん達に)と、
思う事はその事ばかりでした。
ルーは麻理ちゃんが学校から帰る時間を覚えてしました。
玄関のところで、麻理ちゃんを迎えます。玄関が開いて
麻理ちゃんがルーを抱き上げてルーの目を見て言います。「ゆきちゃん
ただいま」ルーは元気に成れました。麻理ちゃんが大好きでした。

そんな毎日の暮らしの中でルーはやはりこのままここに居ては
母さんたちに会うことが出来ない事に気づきはじめていました。
(麻理ちゃん、ごめん。僕はここを出て行きます)
ルーは決心します。母さんたちを探そうと。
夜眠っている麻理ちゃんの寝顔にお別れします。ルーはそっと
麻理ちゃんの家を出ました。あてもないのに暗い夜の闇に中で・・・
「麻理ちゃんさらなら」ルーは泣きながら家から遠ざかって
行くのでした。                 つづく

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2008年11月01日

連載「恋」第9回

母は電話の向うで私の話を聞きながら言った「夫を愛していない
なら帰っておいで子供はこっちで産んで育てれば良いから」と
私は夫を愛していた。母は私の心を知っていて言ったのだと
思うと、悲しいほど嫌だった。
「分った、こっちで頑張るから」と電話を切った。

夫はその後一度帰宅して私とは話す事も無く又家を出て行った。
数ヵ月後私は陣痛に襲われ自分ひとりで病院へタクシーを拾って
苦しみながら産科で、誰にも付き添われる事無く
長男を産んだ。「お知らせする所があったらしますから」と看護婦に
言われたが私は「無いと」吐き捨てるように言っていた。

早産だった。長男は保育器に入っていた。2400cはあったので
心配は要らないと医師から伝えられ安心した。しかし、この日から
私は夫に対して愛情という物が憎しみへと変っていくのを
病室の薄暗い中ではっきりと感じていた。

友人が夫に知らせたのだろう夫が病室に現れた、私だけが退院する
1週間目の日だった。夫は「男の子だったな見せてもらってきた」
「なぜ知らせなかった。お前は可愛げのない女だ」と
言ったのだ。いたわりの言葉もなく。
「あの女の所からここへ来たの」私が訪ねると。「会社の寮で暮らして
た。あの女とは終わったと言っただろう」
夫の車で家に戻った。会話も無く夫は又出て行った。
(殺してやろう!)本気で思った。この時の気持ちを母に話した、
今読見終わった、男の手紙とつながっていると思った。
                       つづく    
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2008年10月27日

メルヘン「アヒルの子」3

「ママ、アヒルに名前をつけたいよ」「駄目よ明日病院へ行ってから
病気でもしていたら大変だし、女の子か男の子かが分ってからね」
人間の母娘はルーのことをそんな風に話していました。
そして、ママの運転でルーは生まれて初めて車に乗りました。
女の子に抱かれて。

ルーは怖くて女の子の身体にひったりとくっ付くのでした。
診察室の中へ入れられたルー。
お医者さんはルーがオスだと母娘に伝えました。「良いですか、よく
聞いてください。このアヒルの耳は音が聞こえないです」
ルーは脅えていました。この生き物達の顔が悲しそうだったから
きっと僕の耳の事が分ったんだとルーは思った。

女の子と離れたくなかった。母さんと同じ臭いがする
この女の子とずっと一緒にいたいと願ってた、女の子の口元を見つめた
「ママ、お願いアヒルさんをこのまま家で飼って欲しい」
ルーは、嬉しかった。今度はママと女の子が呼んだ生き物の口元を
見つめていました。「うん!家族3人になろう」

ルーは泣きたいぐらいに幸せでした。女の子が僕の名前の事を
ママに言いました。「ゆきにしたいママ」「ゆき」
「だって、ゆき見たいなんだもの。この子はきょうから。ゆきちゃん
と呼ぶ事に決めた!」僕は(ゆきちゃん)に名前が変るんだと
ルーは母さんの事をその時思い出してました。
僕はきょうから(ゆきちゃんになるんだ)と母さんに心で告げました
こうしてルーは、新しい暮らしの始まりをするのでした。 つづく
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2008年10月25日

連載「恋」第8回

あの日、幼い女の子の手をつないだ20代前後の女性が新婚の私達の
前に突然現れた。女性は私に目もくれず夫と車で外へ出て行った。
私は何がなんだか分らないまま夫の帰りをじっと待った。
夫が家に帰って来たのは翌日のお昼過ぎになってからだった
私は「何なんなの?あの女性と子供は何なの」と夫を問い詰めた。

夫はため息をつきながら言った「1年前まで付き合っていた女性で
子供の認知を求めてきた」「あなたの子供なの嘘だ嘘でしょ」
私は怒りに任せて夫の顔を叩いていた。
私はすでに妊娠している。幸せの絶頂だった!
そんな時の夫の思いもよらない裏切りが信じられなかった。
「お金と認知する事で二度とここへは来ない約束したから」そう言うと
夫は又外へ車で出て行ってしまった。呼び止める気力が無かった。

一人取り残された私は絶望的な気持ちを抑えられず、洋服ダンスの
夫の背広をはさみで切り切ざんでた。女の子の顔が浮かぶ。
私が夫に妊娠を告げた時の喜びようはどう思っても
初めて自分が父親になれる喜び方だった。夫はあの子が生まれた時
喜んだのだろうか、お金で終わらせたと言っていたが
そんなものだろうか、思えば思うほど夫への怒りは増していく
自分が怖いとさえ感じていた。母へ泣いて電話した    つづく
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2008年10月20日

メルヘン「アヒルの子」2

真っ暗な中、物凄い嵐が不気味な音と共にルーの家族に襲い掛か
って来ました。ルーには声が聞こえません。
母さんの姿が何処にも見えない。水はルーの小さな身体を
あっという間にどんどん遠くへと運んで行くのでした。

ルーは「僕は死んじゃうんだ」。・・・
そしてルーはそのまま川に流され続けるのでした。
ルーは「温かい、ここは天国なの」そんな思いがしてルーは目を
開けました。今まで見た事もない物が置いてあり。
見たこともない生き物がルーの顔をのぞき込んで叫んでいる様子
でした。耳の聞こえないルーには言葉が分りません
でした。でも慌てたようにルーに近づいて来たのは

ビックリするような大きな体の生き物でした(ここは地獄だ)
ルーは怖さで身がすくむのでした。
「良かった事、助かったんだね。」
(助かった)ルーは大きな生き物の口元を良く目で見ました。
すると僕は死んでない、この誰か分からない生き物に救って
もらったんだ。大きな生き物はコーンを食べさせてくれた。
(何て美味しいんだろう)ルーは思ったこの生き物は親切だと云う事
が、分ったとたんルーは安心したのか眠ってしまいました
ルーの寝顔はとっても可愛いと、その生き物人間の女の子はじっと
見つめているのでした。               つづく
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2008年10月18日

連載「恋」第8回

男の母への最初の手紙を私は読んだ。手紙の内容でこの時期がいつ
だったかが分った。私が夫と結婚して間もなく夫には結婚前に
女がいた事が分った事で母に泣いて離婚したいと相談していた18年前
21歳の私が手紙の中にいた。この男は18年前から刑務所暮らしを
してる。

一体どんな犯罪者なんだろう。殺人犯・・・絶対そうだ出ないと
18年間も、私は手紙のことよりも男のことを考え始めていた。
嫌だ、人殺し!何故、母はどうして。
私は2通目、3通目と立て続けに手紙を読んでいってた。
そして4通目に書かれていた男が犯した罪。

「殺すなんて云う事は口に出しても駄目です。私はあの日が
戻す事が出来るのならどんなことでも出来るのにと後悔の毎日を
送っているのですから。9時に消灯暗い牢の中で
私が殺してしまった2人が血だらけの顔で毎晩やってきては
私の顔を見つめている悲しそうな目で」男は2人の人を殺したんだ。
そうだこの時、私は夫を殺したいと母に言っていた。
「死刑がなかったら私は耐えられない早く死刑にして欲しい」
分りますかこんな風に貴方にはなって欲しくないです。
私は手紙を読むのを止めた。体を横にして「疲れた」と声を出し
目を閉じるとあの日の自分の怒りの姿が浮かんで涙がこぼれて
いた。                つづく
ラベル:手紙 殺人 18年
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2008年10月13日

メルヘン「アヒルの子」1

アヒルの母さんが暖めていた卵の中のヒナが殻を破って1羽づづ
外の世界へ出てきました。「まあ!可愛い事だこと」と
周りのアヒルの大人達の声がヒナ達の耳に聞こえてきました。
1羽又1羽と6羽のヒナが出て来ました。でも、
見ると後1個の卵がまだでした。皆は固唾をのんで卵に集中しました。

やがて、卵の殻が割れ出し可愛いヒナが出てきました。
母さんも皆も大きな声で言いました「よく頑張ったね」ヒナは
みんなの顔を下から怖そうに見つめています。
「変だね、この子ったら喜んでないみたいだよ」と大人のアヒルが
言いました。母さんアヒルは優しくヒナの頭を羽でなぜてやりました

6羽のヒナ達は元気に母さんアヒルの身体にすりすりしては
甘えてくるのに、何故か最後の7羽目のヒナだけは
母さんや兄弟アヒルの近くから離れた場所で身体をちじめて
じっと動きませんでした。
母さんアヒルは、子供達に名前をつけました。
名前を呼ぶと子供達は直ぐに覚えて「はい」と返事が出来るまでに
成ってました。しかし、ルーと名付けた子は、何度も「ルー」と
母さんが呼びかけてもじっと見つめているだけでした
寂しそうな目で。

母さんアヒルはハッと気づくのでした。もしかしてルーは耳が
聞こえないのではと。そこで母さんアヒルは地面に木の棒で
お前の名前はルーだよと書きました。
ルーは地面に書かれたルーという名前を見て母さんアヒルの顔を
見ると首を立てに振りました。そして初めて母さんアヒルの
あったかな身体にすりすりしたのでした。
「ゴメンよ、もっと早く気づくべきだったね」母さんアヒルは
泣きながらルーを抱きしめてやるのでした。
そして、他の子供達を集めるとルーの耳が聞こえない事を話ました。

「いいかい、ルーは耳が聞こえないだけで皆とそれ以外は同じだから
分った」「言葉を伝える時は地面に書いてやるんだよ」
「分った母さん」ルーはそのうちみんなの口を見るだけで
言っている事が理解できるように成りました。
そんな家族を襲う大事件が起こるまでは、それは・・・
大雨が続いた暗い真夜中の嵐が来るまでは      つづく
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2008年10月12日

岡田監督今季限りで辞任の決意です

阪神の岡田監督が今季限りで辞任の意向を表明したという事です。
すでにコーチ・選手には辞任を伝えたそうです。
今季開幕から首位を独走しながら、今月10日に巨人に
優勝を逆転で許した事に対しての指揮官としの責任の取り方だと

自分の考え方を辞任をする事でケジメを付けたいというのが
理由だそうです。球団側は慰留を求めると話していますが本人の意志は
可なり固く無理だと云う事です。
CSがこれからという時の辞任表明に選手の思いはどうなんでしょうね
。監督が責任を負って辞任するとなれば
せめて、最後は日本シリーズで優勝の胴上げで
終わってもらいたいと思うのでしょうか?それとも・・・
辛かったんでしょうね。選手だって辛かったと同じ気持ちだと
思います。いい監督なのに惜しまれます!

                  居心地 監督責任とは!
posted by 桂のたまご at 18:53 | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月11日

連載「恋」第7回

私は男の手紙を引き出しから取り出し、自然に又中身を読んでいた。
何故なのかは理由は無かったが自然に・・・
「只今」との声に慌てて手紙を戻す私!「お帰り」夫は疲れた表情で
いつも通り風呂に入ると言った。私は妹の病院で女の子が生まれたこと
たった今帰って来たことを言った。

夫は「そりゃ良かった。風呂とりあえず急いでくれ」と言うとテレビを
付けた。私は急いでお風呂にお湯を入れながら、思った。
この人にとって私は何なんだろう、風呂にお湯をいれ
食事を作る、たまに自分勝手に私を抱く、喜びを顔にも言葉にも
だした事がない。何で結婚したんだろうと湯気の中で
思っていた。

「入れますよ」黙って夫は風呂に入った。夫の醜い体に私は嫌悪感を
抱いていた。夜寝る前に顔にクリームを塗る鏡の中の私に
生活の疲れを感じる、(あ!白髪発見)無性に自分に腹が立って
鏡をクリームで塗りたくっていた。

次の日私は美容院で毛染めを始めてした、髪もカットし
長かった髪と決別していた。
変りたいそんな願望を抑えきれなく成っていた。家に戻ると
私は、母に来た男の手紙を全て読む事にした。
母はいつ何処で男と手紙のやり取りを始めたんだろう・・・
母は孤独だったんだろうか。私はそんな事を思いながら手紙を
日付通りに揃え、最初の1通目から読み始めた。  つづく        
ラベル:小説 孤独 決別
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2008年09月25日

さんまを焼きました

今スーパーの鮮魚売り場では、さんま が安いです!1尾50円でした。
脂が乗っていて大きくて、まるごと魚焼器では焼けません。
半分に切るしか有りませんでしたね。
大根おろし入りのたれで食べました。大根を買い忘れたためですが
大丈夫でしたよ。

この前ブログで結婚相手は魚の食べ方で決めましょうと書きましたよ
ね。まさに、さんま を上手に食べるのは大変ですよ。
身と骨を上手にはがして食べる事は手さばきの良さが問われました。
我が家の皆は普通な食べ方でした。可も無く不可もなく
普通はどうなんでしょうか?

今年はさんまに度々お世話に成る事に成るでしょう。食費が
助かる物ね!主婦の強い見方です。
新鮮な魚は身と骨がはがれやすかったですよ。
飛ぶように売れているかと思いきやそうでも無かったのがちょっと
寂しい気もしました。若い人にはお魚離れは本当なんだと
一度食べれば美味しいですよ。きょうゴミの日だったから
前日に魚を食べるは守っています。家の中に魚の臭いは残りませんよ
!
                  居心地 さんま
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2008年09月22日

雨の中5歳の女の子が遺体で・・・

「わかる?わかる?」救急隊員の懸命の呼びかけに答えることなく
小さな女の子の細い身体から腕が力なく垂れた。
お母さんは我が子が友達の家に今から遊びに行くと言って
病院で別れた。

遺体発見されていたの頃にも我が子は友達の家で遊んでいると
思ってた。電話が鳴った、友達の家から遊びに来ていないと言われて
慌てて警察に連絡をした。
しかし、その時に警察官から女の子が遺体で発見されているので
もしかしてと確認して欲しいと言われて駆けつけた。

我が子だった。身体は雨に濡れていた髪も冷たく成った我が子に
お母さんはすがり付き号泣したと言う。
女の子は保育園ではリーダー的存在で、園児達から「ゆきちゃん、
ゆきちゃん」と慕われていたそうです。
園長さんの話では「とても5歳にしてはしっかりしていて
知らない人について行くような子供ではなかった」と話してました。
一体何が起きたのでしょう、犯人逮捕を願います。

                   ゆきちゃん
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2008年09月20日

連載「恋」第4回

母への怒りも抑えられなかった私でしたが様々な家の処置も含めて
とりあえず東京の自宅へ戻る事にした。
明日帰る前夜、私は母の部屋に入ると、文箱の中の男の手紙を袋に
入れて持って帰る事にした。
ほって置くことも考えたが(母の手紙を取り戻したい)思いもあった。

東京ではいつもの変らない生活が私を待っているだけだった。
夫も子供達も私を労ってくれる言葉も無いままに・・・
妹の病院を訪ねる事にした。母の家の相談もあった。
「お姉ちゃん、悪かったねこんな時に私がこんな風になってしまって
。ご苦労様でした」と珍しく優しい言葉で私を迎えてくれた。

「あの家の事だけど、築年数も経ってるしねどうしょう」私が話すと
妹は待っていたかのように言った。
「お姉ちゃん、お願いあの家、私達家族で住みたい駄目」そうか
妙に優しいと思ったと、私は妹の顔を見て思った。
「いいんじゃない、私はかまわない、あんたの今住んでる
アパートじゃ大変だものね」妹には母の手紙のことは触れなかった。
数週間がたち、私は改めて手紙を取り出して読み始めた。
10年以上の服役囚は何処の刑務所だろう。
消印に網走と読み取れる文字がはっきりと見えた。    つづく
posted by 桂のたまご at 17:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月13日

連載「恋」第3回

母の秘密を知ることは怖い気にも成ったが文箱の「恋文」と書かれた
紙に子供として何故か無性に腹が立っていた。
手紙を手に取り中身を読んででみる事にした。
男性からの手紙は母の悩みに対して回答している文面で
どこから見ても「恋文」とは言い切れないと思った。

男性の悩み回答に私は、はっとした、「あれ!これって私の悩みじゃ
なかったの」私は他の手紙も読んだ、手の震がとまらなかった。
母は私に成りきって相手に相談をしている。
嫌だお母さんは私に成りきって男性に相談していたんだ
あの母が何故こんな事をしていたのだろう、母のことを知らなさ過ぎ
た自分にも腹が立っていくのを抑えるのに必死だった。
それにしてもいつの頃からだろうと思ったから日付けを見てみる事に
した。

手紙は約60通はあった。男性は母の相談を真剣に受け止めて
答えていた。私はいつか母から夫の事で悩んでいた頃に
アドバイスをしてくれた事があったことを思い出した。
あれは、10年以上も前の父がまだ元気だった頃だったと
手紙にはまさに夫へのアドバイスが丁寧に書かれていたのです。
「お母さん、酷いよ」こんな事していたなんて。やがて、
何通めかの手紙に「刑務所」の文字が・・・ぎくっとして
私は文箱の中へ手紙を戻し、下の居間へ下りて行った。
母がこんな事をして暮らしていたと思ったらと思うと何も知らない
母の人生を思っていた          つづく
ラベル: 刑務所 人生
posted by 桂のたまご at 14:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月06日

連載「恋」第2回

私は疲れていたのが熟睡してしまっていた。朝というよりは、
間もなくお昼の12時に成ろうとするまで眠っていた。
母の仏壇の前の祭壇の、お線香が消えていたので、
手を合わせて急いでロウソクに火をつけお線香をたいた。

顔を洗い朝ご飯を、お昼ごはんを支度をした。玄関に出て
ポストへ新聞を取りに行った、あそうだ(新聞は断っていた)事に
気付き家の中へ戻ろうとして、ふとポストに手紙が入っている
のに気付いた。母宛ての手紙だった。
男性からの手紙だったことに私は不思議な気持ちに成った。
「誰なのかな、母への手紙でもいいか」と思いためらいもあったが
ハサミで開封した。「最近お手紙が来なくなり何かあったのですか。
心配しています。僕は元気でいますから又お手紙お待ちしています」
手紙の裏には住所が書いてない事が変だと思いながら

この男性と母とは以前から手紙のやり取りをしていたことは
文面で分った。私は居間の引き出しの中を探した
しかし手紙は無く、母の部屋へいくとタンスの引き出しを
片っ端から開けた。すると漆塗りの文箱が見つかった。
何故か和ダンスの着物の間に隠すようにしてありました。
フタを開けると束に成った手紙があった。
全て同じ名前の男性の手紙でした。箱の上に「恋文」と書いた
便箋が張ってあった。私はへなへなと散らかした部屋の中に
座り込んだ。              つづく
ラベル:小説 母の恋 男性
posted by 桂のたまご at 10:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月14日

壁谷 嘉人さん(37)

白いシャツに薄いピンクのネクタイ姿、いったい誰なの?
本業は、愛知県沖で手長エビを取る沖合底引き網漁船の副船長さん
でした。水産業界の高齢化に悩む業界団体の
呼びかけに応じ、今年5月、他の漁師3人とリクルートチーム
「ザ・漁師`s」を結成した。7月末まで全国4ヶ所で、

転職・就職希望者に漁業の魅力をアピールした。
来春までは、様々な場でPR役を務めるそうです。実家は網元。
だが「荒くれ者のイメージが嫌い」と家業は継がず、
高校卒業後、広告会社などのサラリーマンになった。ところが、
上司の言いなりになる生活が嫌になった6年前。

転職先と頭に浮かんだのが漁師だったという。「時代遅れな部分が
あるからこそ、やり方を変えれば伸びると思った」
と振り返る。
燃料高騰などの暗い問題の多い業界だが、工夫の余地はある
「自分のように外の世界を知っている転職者が増えれば、
漁業の可能性には希望がある」と、活動に意欲的でした。
転職を考えている貴方、一度体験してみてはいかがですか!

                  居心地 漁師
posted by 桂のたまご at 07:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月11日

北島康介58秒91の世界新記録で優勝!

男子100b平泳ぎの決勝がたった今終わりました。日本、北島強しの
レースでした。前半から飛び出しスピードのままに
最後まで上手い泳ぎを見せ記録も58秒91の世界新記録の
堂々の優勝を果たしました。

インタビューで、北島選手は言葉が詰まるという感極まった
姿が涙の北島康介選手に、見ている私までが
もらい泣きしてしまいました。それにしても強かったです。
自信に満ちた発言をしてはいても何が起こるかが
分らない五輪の場で、見事に金メダルを獲得する事の素晴らしさに
この北島康介選手の凄さだと
改めて思い知らされましたね。おめでとう!


                   居心地 世界の北島!
posted by 桂のたまご at 11:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月01日

童話「ターフの風に乗って」6

いよいよG1に出走のために、僕は初めて東京競馬場へ深夜の高速を
ゆっくりと進んでいた。「兄さんに会える(ホシノキング)」に。
兄さんは僕に気付いてくれるのかな、母さん元気にしてる、僕ね
絶対に優勝したいんだ!だって・・・
「悔しかったよ(母さん僕は)絶対二度と母さんの悪口を
言わせない」僕は興奮しているのか眠れなかった。

ガマンヅヨイさんが「風、お前は今までのマーガレットの子とは
違う勝てる俺が太鼓判を押してやる」母さんガマンヅヨイさんの事
憶えていますか、とっても優しいんだ、母さんの事よく話してくれて
ガマンヅヨイさんに約束したんだ、僕は「勝って来ます」と

相手が兄さんでも僕は負けたくない。でも、兄さんも皆から嫌な事
言われているんだろうと想像できたから気持ちが揺らいでいた。
やがて府中の近くの美浦の厩舎に着いた。
レースは明日のメインレース僕は疲れたのか厩舎に入ると
僕は眠ってしまった。「風起きろ」大きな声は、
厩務員の田中さんは、優しい顔で僕の頭をなぜながら言った。
「風、明日はお前の思い通りに走りきれ。信じてる一番は風だ
お前だから」と、(ありがとう、僕・・・)
胸が熱くなって涙が溢れ田中さんの顔がぼやけていた。
そして、迎えた当日の朝パドックで「お前が弟の風か!」行き成り
の声にビックリして振り向いたそこには、
ゼッケンにホシノキングと書かれた兄さんがいた。
僕が想像していた通りの兄さんが凛々しく眩しかった。つづく
posted by 桂のたまご at 14:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月22日

製造業 生産額に陰り!

08年度の製造業の生産額の伸び率大幅ダウン。大変です!
内外の景気が先行き不透明さを増す中、
日本の製造業にも生産面の陰りが出てきていると不安な事態です。
製造業はこれまでの日本の生活を支えてくれた
業種です。

その製造業に陰りが出てきたことは深刻に受け止めなければ
成らないと云う事ではないでしょうか。
心配です。わが地域にある製造業に務めているご主人の
給料が10%の減額と成っていると聞いてはいましたが
限られた業種だけでなく全般的に
製造業が生産額ダウンしていると言う。

様々な世界や国内の問題が一番に影響を受けるのが
製造業だそうです。工場で懸命に働いている労働者の姿が頭を
よぎりました、大阪府では給料減額で大声上げて
橋下知事に減額許さずと叫んでいる様子がテレビで見て思う、
民間企業で働く労働者は気付けばお知らせの紙1枚で
給料減額決定です。社長に文句言える立場の組合自体
ずいぶん弱くなったと云う事なんでしょうね!

                  居心地 日本製造業の危機
ラベル:製造業 生産 危機
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2008年07月18日

芥川龍之介 最後の推敲!

「将来に対する唯ぼんやりした不安むと言う言葉を残して自殺した
作家、芥川龍之介が妻や子らにあてた遺書4通が、
東京都内の遺族宅から見つかった。
「我が子等に」と題した遺書では、「一 人生は戦ひなることを
忘するべからず」と記した後に、
「死に至る」と言う言葉を「戦ひ」の前に挿入するなど、

生涯最後の推敲の跡がありありと分る。
遺書は、愛用の松屋製の200字詰め原稿用紙に、
黒色のインクで書かれていた。
文学館の中村稔理事長は「書体はきちっとして乱れが無い。
死ぬということの覚悟は、これほど強いかと思う」と話しています。
芥川が残した遺書は全部で6通あり、全て全集に収録されています。
今回の発見は、おそらく何かの時に処分されたと

思われていた幻の存在でした。
この春、お孫さんが自宅を整理したところ、
「生かす工夫絶対無用」と書かれた妻の文子さんあて遺書2通と
3人の子供あて遺書、さらに菊地寛あて遺書の
4通がみつかり、5月に文学館に寄贈した。
明治の時代を生きた人の、気骨ある遺書でした。

                  幻の遺書
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童話「ターフの風に乗って」5

僕は今度のレースで初めて会えるお兄さんの事を思っていた。
朝もやの中での連日の厳しい調教に僕は頑張った。
兄さんはどこなんだろう、僕の事気付いてくれるかな、とその時
周りの声に気付いた「あの子はマーガレットの子だから、心配だよ、
勝てないと思うよ」「マーガレットの子だから」
「駄目だろう」僕は悔しかった母さんが悪く言われている事が

厩舎に帰っても僕は、人間達のことが嫌いになり始めてる事が
悲しかった。厩務員さんの田中さんが
僕の気持ちが分っているかのように「風ゴメンな人間の言ってる事
分っているんだろ」そうだよ「分ってる」僕は今にも目から
涙が出そうに成るのを、我慢した。
「風、お前の母さんは、今度出るおなじレースで大変な失敗したんだ
ファンが大勢やってくる、あの日マーガレットは、
歓声に驚いてゲートで暴れて隣の1番人気馬に怪我させたんだ」

「それなら皆もあんなふうにお母さんの子だからって言わなかった
お前の兄さん達も姉さん達もゲートで暴れるんだ、
他の調教師さんたちも、不安なんだよ、
おまけに今回はマーガレットの馬が2頭も出るんだから」

僕はガマンヅヨイさんの言いたかった事が分った。
「でも、風、お前が変えるんだ。ゲート大丈夫だし
歓声に驚いちゃあかんよ!俺は風を信じてる」
そういって田中さんは僕の首を優しくなぜて去っていった。
僕は決意した「絶対優勝してやるんだ。マーガレットの子は
強いんだと云う事を見せてやるんだ」
あ!お兄ちゃんも僕とおなじ事言われているんだなと。
レースは2週間後と迫っていた。          つづく・・・
ラベル:童話 決意
posted by 桂のたまご at 13:40| Comment(1) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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